【家庭でのアニサキス(寄生虫)の予防ポイント】
店頭に旬のするめいかが沢山並ぶようになりました
しっかり加熱調理する分には問題ありませんが、
刺身、塩辛など生食する場合
アニサキス(寄生虫)の予防は避けては通れません
今回は、ご家庭での
生食のいかのアニサキス予防のポイントを
ご紹介いたします。
アニサキスは、うねうね動いていたり、とぐろを巻いて
丸まっていたり、目視できる小さな寄生虫です。
アニサキスの見つけ方は、
明るいところや照明にむけて透かしてみます。
不自然に丸い影があったり、細長いものがあったら、
そこに潜んでいる可能性大です。
あやしい部分は包丁で切り目をいれて取り出します。
目視でも完全に取り除けない分については
アニサキスを分裂できるくらいの細さで
いかを切る(いかソーメン)なども1つの方法ですが、
完全に安全ではありません。
冷凍で死滅させるのが一番安心な予防法です
でも、家庭用冷凍庫では問題点が
●アニサキスはマイナス20度、24時間以上の冷凍で
死滅。
●家庭用冷凍庫内のほとんどが、マイナス18度以下
(業務用や、高級な冷凍庫は
マイナス20度以下が可能)
ちなみに我が家の冷凍庫もマイナス18度以下です
各ご家庭で冷凍庫の対応をご確認くださいませ。
これでは冷凍しても死滅させることができません
そこで、家庭で刺身、いかの塩辛を作る場合は
生のするめいかを買うのではなく
冷凍の「船凍いか」の使用をおすすめいたします
スーパーでも冷凍ものの魚コーナーに
「船凍いか」と、ポップでも書いてあるので
すぐにわかります。
船凍いかは、いかを獲れたての鮮度のまま
船内の急速冷凍でマイナス30~40度で一気に
急速冷凍したものです。
黒々として鮮度も抜群です。
アニサキスもしっかり死滅しています。
死んだアニサキスは胃の粘膜に食い込んだり
喉にくっついたりしません。
でも、まれに死滅していても、
アニサキスアレルギーを引き起こす場合が
ありますので、取り除く作業は必ずしましょう
家でビニールにいれたまま、水を流しながら
半解凍して、内臓は素早く取り除きましょう
このように、家庭には家庭に適した
調理を心掛けることをお勧めいたします
うっかり生きたアニサキスを口にしてしまったら
猛烈な腹痛にのたうちまわり、
病院の内視鏡で、自分の胃の中でうねうねうごめく
アニサキスを見て涙目になるかもしれません
そうならないためにも、これからの季節は
食中毒の予防は徹底しましょう
次回はこの冷凍の船凍いかを使った
「塩辛」レシピをご紹介いたします。
冷凍ものを使ったら、臭みがでるのでは?
という人のために、臭みを消すポイントも
お伝えいたします
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