私たち九重味淋では、
みりんの原料となるもち米作りに
社員が参加するプロジェクトを立ち上げ
取り組んでいます。
このプロジェクトも早5年が経ち、
年を追うごとに内容も充実してまいりました。
今回この取り組みについて『農業共済新聞』(2013年8月14日付)
にて紹介いただきました。
「三河味醂」は、当時は地元産のもち米で醸造が行われていました。
しかし県内では生産量が少なく、
現在では他地域から取り寄せたもち米で醸造されています。
業界最古という歴史を背負った我社としては
一度原点に戻り本物の三河味醂を作りたい!
と強く思ったわけであります。
そんな思いで始まったプロジェクトですが
私たち社員の力だけではここまで発展させることはできませんでした。
ご協力下さっているJA職員の方々、地元農家の方々。
もち米ひとつ作ることにもとても多くの人々が関わり
ようやく収穫までたどり着けるのです。
さらに自分たちの手で植えた苗の生育を見守る間
太陽や雨水など、たくさんの自然の縁(恵)に触れることで
苗は無事に成長し、穂を実らせてくれます。
もち米作りに参加することで
今まで当たり前に思っていた食事に対して
「いただきます」という感謝の気持ちが自然と沸いてきました。
味の原点に戻るだけではなくて
人としての原点にも戻れる取り組みではないかな・・
とも思っています。
「本物の味」を追求する取り組みが
地元農家さんの活性化にも繋がれば嬉しいです。
収穫はもう間近。
今年も豊作でありますよう。